食事で改善!脱メタボ > メタボリックシンドロームの知識
2011年08月16日

脂質には深い悲しみを解消してくれる効果がある

食事に関する興味深い実験結果がありましたので紹介しておきます。
甘いものや脂質を摂ると落ち込んだ気分が晴れ、満足感が得られるそうです。

食事をすると気持ちが落ち着き、中でも甘い物や脂っこいものであるほど満足度が高く、食べた時によい気分になるという人も多いのではないでしょうか。

特にストレスの高い環境下では過食に走ってしまい、肥満に陥ってしまうこともあるものですが、それは脂肪に気持ちを安らげる効果があるためだということを科学者が発見しました。

Why comfort eating really does make us happy - we are soothed by fatty foods | Mail Online

ベルギー・Leuven大学のLukas Van Oudenhove博士率いるチームが、胃に脂肪分が注入された際の感情の動きについて、MRIスキャンを使って測定しました。まず12人の被験者たちに悲しげな音楽と映像を与えた上で脳波をスキャンしました。

その後、脂肪酸あるいは生理食塩水を被験者たちの胃に注入しました。ただし、注入した際には被験者たちにその内容は伝えられなかったとのこと。そのため、被験者が注入物とこれまで食べてきた同成分の食べ物を連想し、そのことが知覚に影響することはなかったそうです。

調査の結果、悲しい音楽や映像は被験者全員の気分を落ち込ませたとのこと。しかし、脂肪酸を注入された被験者の方が、生理食塩水を注入された被験者よりも落ち込みの度合いが50%低い結果となっています。Oudenhove博士はこの結果を受けて、「たとえ意識して食べているわけではなくても、脂肪を摂取すると悲しみの感情にとらわれにくくなるようです」と語っています。

研究グループは、今回得られた発見は、肥満や摂食障害、鬱病に苦しむ人々にとって重要な意味を持つものとなる可能性があるととらえています。しかしながら、今回発表された実験では被験者の数が少なすぎるため、さまざまな被験者を募り、引き続き研究を行う必要がありそうです。


論文の共同執筆者である国立糖尿病・消化器疾患・腎疾患研究所のGiovanni Cizza博士は、「あぶらっこい物や甘い物を食べる楽しみを抜きにして、単に胃に脂肪分を注入するだけでも、人の感情をコントロールできる可能性があることが分かりました。腸で吸収した栄養が何らかの形で脳に作用しているものと思われます」とコメントしているため、さらなる研究が待たれるところです。

油っぽい食べ物は悲しみを和らげる作用があることが明らかに - GIGAZINE


私自身の経験として、辛い経験をした日などはやけ食いにも似た食欲が湧いてくることがあるのですが、これも脂質の力による悲しみを和らげる効果を求めての本能的な現象なのかもしれません。

記事にもあるように、この実験結果はうつ病に苦しむ人に食事療法として応用される可能性もあるし、肥満に陥りやすい人の精神的な側面を捉えたものだとも思います。大変興味深いです。

メタボリックシンドロームに陥る方は皆、深い悲しみを負っている…とまでは言いませんが、落ち込んだ気分を良くするためには脂分を多く摂るのも良いことなのかもしれません。

食べ過ぎて落ち込むということもあるのですが、気分が晴れたらまたダイエットに励みましょう!w
2011年07月21日

糖尿病に関する分かりやすいQ&A

メタボリックシンドロームに寄って引き起こされる生活習慣病である糖尿病についての分かりやすい解説の記事が日経トレンディネットに掲載されていましたので紹介しておきます。
各記事、Q&A形式で5つの章からなっています。

20歳の時よりも5kg以上太った人はハイリスク!? 糖尿病のリスクと予防 - トレンド - 日経トレンディネット
  • Q1 糖尿病はどんな病気? 「1型」「2型」とは?
  • Q2 何歳くらいから糖尿病になりやすくなるのでしょうか?
  • Q3 どうして肥満が増えているのでしょうか?
  • Q4 20歳の時よりも5kg以上太った人は要注意! 飲酒、喫煙、日々の嗜好品も糖尿病リスクに?
  • Q5 「小さく生んで大きく育てる」と将来の糖尿病のリスクが増加する?


「血糖値が高い」は黄信号? 最初は自覚症状なし!? 糖尿病の症状と検査 - トレンド - 日経トレンディネット
  • Q1 「自覚症状がない」糖尿病もあるのでしょうか?
  • Q2 「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」ってなんですか?
  • Q3 糖尿病の検査で甘いサイダーを飲む? 結果は甘くない経口ブドウ糖負荷試験
  • Q4 血糖値がどこまで高くなったら糖尿病と診断されるのですか?
  • Q5 検診で「血糖値が高い」と言われました。検査結果をどう判断すればよいですか?


連載中の記事のようなので、今後も新着記事が追加されると思いますので逐次チェックをオススメします。

糖尿病は自覚症状のない病気と呼ばれ、気づかないうちに症状が進行してしまいがちな病です。30代で約6%が糖尿病の疑いがあると言われています。これは決して低くない割合だと理解して、今までの食生活を見直す機会を作ることが大事だと思います
タグ:糖尿病
2011年07月20日

腎臓のタンパク質の働きを押さえれば高血圧を防げる

塩分と高血圧の繋がりについての興味深いニュースが朝日新聞社に掲載されていましたので紹介しておきます。
腎臓のRac1というタンパク質の働きを抑えることで、塩分を摂り過ぎても高血圧にならないという実験結果が出たようです。

 塩分を取りすぎると高血圧になるといわれるが、血圧が上がりにくい人もいる。その違いは腎臓でのたんぱく質の働きの差で起こることが、東京大の藤田敏郎教授(腎臓内分泌内科)らによるネズミの実験でわかった。治療薬の開発に役立ちそうだ。

 藤田さんらは、ネズミに塩分過多の食事(塩分8%)を与えて3週間観察。ネズミは最高血圧(収縮期血圧)が160に達した高血圧グループと正常値の120にとどまったグループに分かれ、前者では腎臓の細胞の形の維持などに必要なたんぱく質「Rac1」が活性化していた。このたんぱく質の働きを妨げる薬を高血圧ネズミに与えたところ、塩分過多の食事でも高血圧にならなかった。

 藤田さんは「Rac1の阻害薬は高血圧治療に使える可能性がある。どの程度の投与なら副作用が出ないかなどを調べたい」と話した。結果は18日付の米医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」に掲載された。

asahi.com(朝日新聞社):塩分と高血圧、カギは腎臓のたんぱく質 東大教授ら解明 - アピタル(医療・健康)

このRac1の阻害薬が実用化されるまでは、まだまだ臨床などで時間がかかると思います。
ただこの実験結果から、タンパク質の摂取を普段から控えれば高血圧の予防になるのではないか、ということが言えそうです。

メタボリックシンドロームは現代人の最も身近な病です。
欧米の食事やファーストフードで肉食の食事が増えたことがメタボの原因の一つですし、意識的に肉などを控えることが腎臓の働きにも良い結果を生み出しそうですね。
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