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2011年06月22日

メタボリックシンドロームが生活習慣病になる理由

メタボリックシンドロームがなぜ生活習慣病を引き起こすのかは糖尿病を例にすると分かりやすいです。

人間は食事で食べ過ぎた分は、とりあえずすぐには問題が起きない脂肪という形で身体にため込みます。
それでもなお食べ続けた場合には、身体は処理しきれずブドウ糖が正常範囲を超えて高くなり、赤血球などに過剰にくっついてその機能を失わせます。
そうなっては危険ですから、過剰な分は腎臓から尿中に糖として捨てて体内環境を保とうとしている状態が糖尿病といわれる病です。

この糖尿病の例から分かるように、過食した分は身体上にゴミとなって存在することになります。そのゴミが身体に充満することによって生活習慣病といわれる脂質異常症、高血圧、高尿酸血症、動脈硬化症を生み出し、やがては心筋梗塞や脳梗塞など死に直結する病になってしまうのです

恐ろしい生活習慣病ですが、逆に、メタボリックシンドロームさえ予防することができれば生活習慣病にはかかりにくくなるということも言えます。

内蔵や腸間膜に蓄積された脂肪細胞からは、アデポサイトカインという悪玉と善玉のホルモン様物質が分泌されています。
これらは内臓脂肪が減ると善玉が増えて悪玉が減り、内蔵脂肪が増えると悪玉が増えて善玉が減るという性質を持っています

悪玉ホルモンは増加すると生活習慣病である動脈硬化や高血圧、糖尿病などを引き起こします。
逆に善玉ホルモンはそれらを予防する効果が確認され、さらに免疫増強効果や抗腫瘍作用まで引き起こすことが確認されています。
特に抗腫瘍作用で言えば、善玉ホルモンであるアデポネクチンを投与したマウスの腫瘍が90%消失するという実験結果も出ているようです。
つまり、内臓脂肪が減少すると増加する善玉ホルモンは副作用のない強烈な抗癌剤として作用してくれるのです

メタボリックシンドロームが生活習慣病を生むことを理解し、脱メタボに励むことによって善玉ホルモンを増やすことが出来ればいつまでも健康でいることができるということですね。
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